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[2I02] 平成28年度原子炉圧力容器及び炉内構造物の照射影響評価手法の高度化
(2)中性子照射された圧力容器鋼母材および溶接金属に対するMini-C(T)試験片による破壊靭性評価
キーワード:破壊靭性、原子炉圧力容器鋼、マスターカーブ法、ミニチュアC(T)試験片
超小型のC(T)試験片を用いた破壊靭性評価の照射材に対する適用性を明らかにするため、IAEA標準材であるJRQの板厚方向4カ所から採取した素材および圧力容器鋼溶接金属Linde-80を対象にマスターカーブ法による破壊靭性評価を実施した。異なる2機関で評価した破壊靭性は同等であり、また有効な結果であると判定された。Linde80ではへき開破壊に至らず延性亀裂進展する試験片が多く見られたものの、関連規格に則って評価した結果は、延性亀裂進展を示さない最大4インチ厚さの大型試験片を用いた結果(文献値)と整合した。