2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[2I01-07] ステンレス鋼

2017年9月14日(木) 10:05 〜 12:00 I会場 (C棟 C310講義室)

座長:三浦 照光 (INSS)

10:35 〜 10:50

[2I03] 平成28年度原子炉圧力容器及び炉内構造物の照射影響評価手法の高度化

(3)中性子照射を受けた316Lステンレス鋼の照射に伴うミクロ組織変化の評価

*宮原 勇一1、西田 憲二1、陳 思維1、藤井 克彦2、橘内 裕寿3 (1. 電中研、2. 原子力安全システム研究所、3. 日本核燃料開発)

キーワード:316Lステンレス鋼、中性子照射、アトムプローブ、溶質原子クラスター

中性子照射量が異なる316Lステンレス鋼に対してアトムプローブ分析及びTEM観察を行うことで、照射により形成されたミクロ組織を評価した。
アトムプローブ分析ではニッケルとシリコンが濃化した溶質原子クラスターが観察され、TEM観察ではブラックドット、転位ループが観察された。
オロワン機構に基づいて推定した降伏応力の増分は、クラスターの強度因子を一定と仮定することで実測値とよく一致した。