[2I08-17] SiC

[2I10] SiC被覆管燃料のシビアアクシデント解析

(1)シビアアクシデント解析コードMAAPによる評価

*堀江 英樹¹、武内 豊¹、瀬部 芙美絵¹、滝脇 賢也¹、垣内 一雄¹、佐藤 寿樹¹ (1. 株式会社東芝)

キーワード：SiC被覆管、SiCチャンネルボックス、SiC-水酸化反応、水素発生量

ＯＲＮＬから提唱された水－ＳｉＣ酸化モデルを、シビアアクシデント解析コードＭＡＡＰに組み込むとともに、被覆管、チャンネルボックス、およびＳＵＳ構造材に適用し、従来のジルカロイ、およびＳＵＳとの酸化挙動の違いを評価した。その結果、ＳｉＣを両者に適用した場合、ジルカロイを被覆管、チャンネルボックスに適用した従来の場合に比べて、水素発生量が低減すること、および被覆管の溶融が遅れることを確認した。また、ＳＵＳ構造材にもＳｉＣを適用すると、水素発生量が上記ケースよりさらに低減できることが分かった。１Ｆ－３解析で、これら３部材へのＳｉＣの適用を試みたところ、被覆管の溶融が遅れる結果を得た。