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[2M05] 時間依存密度汎関数理論から導く原子核間摩擦係数
キーワード:時間依存密度汎関数理論、摩擦係数、Langevin模型
Langevin模型は少数個の自由度で核分裂や重イオン衝突の記述に成功を収めている。しかし、そこで使われている輸送係数は本来は動的な物理量であるが、通常は断熱的かつ静的な模型で計算される。本研究では微視的な枠組みである時間依存密度汎関数理論から動的な摩擦係数を導出し、そのエネルギー、質量依存性を明らかにし、Langevin模型で通常用いられる摩擦係数と比較検証する。