2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2M10-12] 荷電粒子入射反応,計算コード

2017年9月14日(木) 14:45 〜 15:35 M会場 (N棟 N304講義室)

座長:執行 信寛 (九大)

14:45 〜 15:00

[2M10] 135 MeV陽子入射ガンマ線生成二重微分断面積の測定

*梶本 剛1、田中 憲一1、遠藤 暁1、田中 浩基2、鎌田 創3、高田 真志4、濱野 毅5 (1. 広島大学、2. 京都大学原子炉実験所、3. 海上技術安全研究所、4. 防衛大学校、5. 放射線医学総合研究所)

キーワード:組織等価プラスチック、陽子入射、ガンマ線生成、二重微分断面積

粒子輸送モンテカルロコードの妥当性確認のための実験データ取得として,組織等価プラスチックにおける135 MeV陽子入射ガンマ線生成二重微分断面積を測定した.実験は放射線医学総合研究所のHIMACで実施した.有機液体シンチレータを用いてガンマ線を測定し,ベイズ推定を用いたunfolding法によってエネルギースペクトルを導出した.得られた二重微分断面積には炭素の脱励起による4.4 MeVガンマ線によるピークが現れ,有機シンチレータを使用したにもかかわらずunfolding法によりピーク構造が測定できた.