[2M13-17] 核燃料サイクル・放射性毒性低減

[2M15] 環境負荷低減軽水炉を用いた核燃料サイクル概念構築

(1)全体計画と2016年度成果概要

*平岩 宏司¹、吉岡 研一¹、櫻井 俊吾¹、木村 礼¹、和田 怜志¹、杉田 宰¹、梶原 春花¹、北田 孝典²、竹田 敏²、千葉 敏³ (1. 株式会社 東芝、2. 国立大学法人大阪大学、3. 国立大学法人東京工業大学)

キーワード：環境負荷、軽水炉、放射性毒性、ガラス固化体、核分裂生成物、マイナーアクチニド、燃料サイクルコスト、プルトニウム、再処理

「環境負荷低減軽水炉を使った核燃料サイクル概念構築」の研究を4年間の文部科学省委託事業として開始した。軽水炉と高速炉とが共存する核燃料サイクルにおいて、軽水炉側の放射性毒性、ガラス固化体、プルトニウムの発生量を抑制することで核燃料サイクル全体として放射性毒性等を抑制できる概念を示す。具体的には燃料炉心仕様、毒物の高度利用策、FPイールドの理論評価手法高度化について検討する。総合的評価として燃料サイクル諸量、経済性を示しこの概念の有効性を示す計画である。