2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[2O01-04] 核融合炉材料(固体・液体ブランケット)

2017年9月14日(木) 09:30 〜 10:35 O会場 (フロンティア応用科学研究棟 セミナー室1)

座長:近藤 正聡 (東工大)

10:15 〜 10:30

[2O04] 多点プローブ法を用いた液体金属Li自由表面流の表面変動計測

*沖田 隆文1、圓谷 彰太1、帆足 英二1、近藤 浩夫2、山岡 信夫1、堀池 寛3 (1. 大阪大学大学院工学研究科、2. 量子科学技術研究開発機構、3. 福井工業大学)

キーワード:液体リチウム、IFMIF、自由表面噴流、表面変動、多点プローブ法

国際核融合炉材料照射施設(IFMIF)では、D-Li反応を利用して核融合炉内中性子場を実現する。IFMIFでは、ビームからの入熱の除去の観点から、ターゲットとして液体Li高速噴流が採用される。これまで大阪大学の液体Li循環装置において電気接触式液面計を用いた表面変動計測が行われてきた。しかし、既往研究では流路幅方向中心での計測が多く、側壁近傍における計測は少ない。一方、EVEDA Li Test Loop (ELTL)において、レーザープローブ法を用いて複数地点における表面変動計測を行い、ビーム照射領域全体の表面変動特性に関して評価を行った。レーザープローブ法は非接触式であるため、接触式手法においてもより多点での知見を得ることが望ましい。そこで、電気接触式液面計を用いて流路幅方向中心と側壁近傍の二地点を同時計測する多点プローブ法により表面変動計測を実施し、幅方向中心と側壁近傍での表面変動特性の比較を行った。