2017年秋の大会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2Q15-19] 移動型放射線モニタリング1

2017年9月14日(木) 16:05 〜 17:25 Q会場 (フロンティア応用科学研究棟 レクチャーホール)

座長:藤川 陽子 (京大)

17:05 〜 17:20

[2Q19] 1秒測定Geカーボーンによる核種別線量率マッピングの開発

*生田 美抄夫1 (1. 島根県原子力環境センター)

キーワード:Ge 半導体検出器、カーボーン、緊急時

原子力発電所事故時の緊急時モニタリングにおいて、線量率の測定だけでなく、地表に蓄積した人工放射性核種を迅速に定性・定量しておくことは、将来的な被曝線量の予測、除染方法の検討及び飲食物摂取制限などの防護対策を講ずる場合に重要な情報となる。これを広域的に短期間に行うため、Geカーボーンサーベイ法を2010年度に開発し、中国地方及び事故後の福島県内をモニタリングした。しかし測定時間が最小でも1分かかっていたため数メートル~数十メートルの大きさのホットスポットには対応できなかった。そこで、今回MCAのMSS測定モードを用い、Ge半導体検出器の1秒測定により人工放射性核種別の線量率マッピングが可能となるシステムを開発した。