10:35 AM - 10:50 AM
[3I01] Recovery of Cs from Contaminated Soil by Subcritical Water containing Metal Ions and Its Solidification using Inorganic Materials for Volume Reduction
(1)Outline of Research
Keywords:cesium, contaminated soil, subcritical water, vitrification, volume reduction
東工大と三菱マテリアルは共同で、金属イオン含有亜臨界水による汚染土壌からのCs回収と回収Csの安定固化技術を開発している。平成28年度の研究成果は以下の通りである。
① Cs脱離試験:汚染土壌を分級した細粒物(0.075mm以下)を0.5M Mg2+を含む亜臨界水(250℃)を用いて液固比=100mL/gで30分洗浄すると、放射性Csが78%脱離され、2回繰り返すと91%、3回で98%を脱離できた。汚染土壌の分級細粒物からほぼ100%の放射性Csを回収できた。② 固化法-1:亜臨界処理水に回収されたCsは、MC-B(フェロシアン化鉄粒子)で選択的に吸着できた。MC-Bに吸着されたCsの99.8%が水で溶出回収され、Csをガラスに固定化できた。③ 固化法-2:亜臨界処理で得られたCs含有処理水を用いて固体酸含有高珪酸ガラスへのCs吸着試験を行った結果、液固比=10mL/gの条件で94%の高いCs吸着率が得られ、加温溶融によってCsが固体酸含有高珪酸ガラスに固定化できた。
① Cs脱離試験:汚染土壌を分級した細粒物(0.075mm以下)を0.5M Mg2+を含む亜臨界水(250℃)を用いて液固比=100mL/gで30分洗浄すると、放射性Csが78%脱離され、2回繰り返すと91%、3回で98%を脱離できた。汚染土壌の分級細粒物からほぼ100%の放射性Csを回収できた。② 固化法-1:亜臨界処理水に回収されたCsは、MC-B(フェロシアン化鉄粒子)で選択的に吸着できた。MC-Bに吸着されたCsの99.8%が水で溶出回収され、Csをガラスに固定化できた。③ 固化法-2:亜臨界処理で得られたCs含有処理水を用いて固体酸含有高珪酸ガラスへのCs吸着試験を行った結果、液固比=10mL/gの条件で94%の高いCs吸着率が得られ、加温溶融によってCsが固体酸含有高珪酸ガラスに固定化できた。