[3I10-13] 腐食，ガス

[3I10] 不均質な地層処分環境下におけるオーバーパックの炭素鋼溶接部の腐食挙動

*山崎 一敏¹、高尾 肇¹、菊池 孝浩¹、栗木 良郎¹、川久保 政洋²、小林 正人²、中山 元³、岩田 裕美子³、栃木 善克³ (1. 日揮株式会社、2. 原子力環境整備促進・資金管理センター、3. 株式会社　IHI)

キーワード：腐食、炭素鋼、オーバーパック、溶接部、地下環境、ベントナイトブロック、隙間

炭素鋼製のオーバーパックの腐食形態に対し、環境と材料に生じる不均質性による影響を調査した。環境の不均質性として緩衝材ブロックに隙間を設け、意図的に模擬地下水と模擬オーバーパックの母材及び溶接部が接触しやすい環境を設定した。一方、材料の不均質性として模擬オーバーパックに溶接部を付与した。低酸素雰囲気下においておよそ1年間浸漬試験をした結果、緩衝材ブロックの隙間及び模擬オーバーパックの溶接部付与による局在化は見られず、全面腐食が生じた。