2017 Fall Meeting

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Oral presentation

IV. Nuclear Fuel Cycle and Nuclear Materials » 405-2 Waste Disposal and Its Environmental Aspects

[3I10-13] Corrosion and Gas

Fri. Sep 15, 2017 3:50 PM - 4:55 PM Room I (C310 - C Block)

Chair:Atsushi Mukunoki (JGC)

4:35 PM - 4:50 PM

[3I13] Preliminary Evaluation on Migration of Gas Generated at Disposal of Fuel Debris

*Taro Shimada1, Yuki Nishimura1, Seiji Takeda1 (1. JAEA)

Keywords:Fuel debris disposal, Gas migration, Bentonite buffer

福島第一原子力発電所事故で生成された燃料デブリの処分において、水の放射線分解等によるガス発生が懸念されている。本報告では、これまでに評価したガスの発生速度及び発生量に基づき、燃料デブリ処分環境下におけるベントナイト緩衝材中のガス移行について予察的に解析を実施した。評価にあたっては内圧上昇に伴う構造力学的な間隙の変化である流路拡幅を考慮するケースとしないケースを設定して間隙圧力及び岩盤へ押し出される排水量などを評価し、それぞれHLWでの評価結果と比較した。その結果、燃料デブリ処分時の緩衝材中において、間隙圧力の初期値からの上昇は最大10%程度となり、岩盤へ押し出される累積排水量はHLWと比較して約25%増加した。また、流路拡幅を考慮するとその累積排水量の増加は約16%に抑制される結果となった。上昇する排水速度の継続期間はオーバーパック破損後20年程度であり、処分の時間スケールと比較して短かく、排水量の増加量も大きくないことから、燃料デブリのガス発生に伴う間隙水の岩盤へ押し出しの影響は限定的であると示唆された。