[3O01-05] 核融合炉材料（SiC，被覆材，溶融塩）

[3O01] マイクロポーラスSiC断熱材の製作と熱伝導度評価

*大林 航¹、岸本 弘立¹、中里 直史¹、朴 峻秀² (1. 室蘭工業大学、2. 室蘭工業大学 環境・エネルギーシステム材料研究機構(OASIS))

キーワード：SiC、DCLL、FCI、ポーラス材料

核融合炉ブランケットの設計概念の一つであるDCLL(Dual-Cool Lithium Lead)ブランケットには、FCI(flow channel inserts)が必要であり、その候補材料としてSiCが挙げられている。室蘭工業大学では熱伝導度の制御を目的とした異方性のあるSiC製のハイブリッドFCIを提案しており、これには低熱伝導性に優れた高気孔率を有するマイクロポーラスSiCの研究開発が重要である。本研究では、PCS(ポリカルボシラン)の熱分解によるマトリックス形成とPMMA(ポリメチルメタアクリレート)ビーズの燃焼を利用したマイクロポーラスSiCを製作し、熱伝導度をはじめとした諸特性の評価を行うことを目的とする。