2017年秋の大会

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一般セッション

V. 核融合工学 » 501-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[3O01-05] 核融合炉材料(SiC,被覆材,溶融塩)

2017年9月15日(金) 09:30 〜 10:50 O会場 (フロンティア応用科学研究棟 セミナー室1)

座長:波多野 雄治 (富山大)

10:00 〜 10:15

[3O03] 液相法で成膜したトリチウム透過低減被覆のリチウム鉛中共存性およびリチウム鉛曝露後重水素透過挙動

*松永 萌暉1、堀越 清良1、望月 惇平1、藤田 光2、菱沼 良光3、磯部 兼嗣4、林 巧4、大矢 恭久1、寺井 隆幸2、近田 拓未1 (1. 静岡大学、2. 東京大学、3. 核融合科学研究所、4. 量子科学技術研究開発機構)

キーワード:リチウム鉛、腐食、トリチウム、透過、セラミックス被覆

プラント規模の成膜が有望視され、これまでに高い水素同位体透過低減性能が示されている有機金属分解法によって、トリチウム透過低減被覆として研究が進められている酸化エルビウム(Er2O3)、酸化イットリウム(Y2O3)および酸化ジルコニウム(ZrO2)被覆を低放射化フェライト/マルテンサイト鋼F82H基板上に成膜した。これらの被覆試料に対して液体リチウム鉛中で400~600 ºC、100~500時間の条件下で静置場浸漬試験を実施し、また浸漬後の試料について300~600 ºCの温度で重水素透過試験を行うことで被覆材料とリチウム鉛との共存性について検討を行った。