09:30 〜 09:45
[3Q01] 福島県相馬郡飯舘村空間線量率モニタリングとウェザリング効果
キーワード:福島第一原子力発電所事故
東京電力福島第一原子力発電所事故の後、認定NPO法人「ふくしま再生の会」では、(1)定点モニターによる観測 (2)徒歩・専用自動車による移動測定 (3)エアーサンプラーによるエアロゾル測定 (4)フィールドモニタリングの各方法により、福島県相馬郡飯舘村内における空間線量率測定を実施し、結果を公開している。このうち最も広範囲にわたり統一基準にて2012年7月より実施している(2)の測定データを分析したところ、除染の効果を差し引いたガンマ線空間線量率の減衰が、セシウム134および137の初期放射能比と物理的半減期より予想される推移とは異なり、またその程度が地区により異なることが見出された。ウェザリング効果による放射能減衰を仮定し、地区ごとにその程度を見積もった。