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[3Q09] 福島における放射性物質の分布状況調査
(6)福島第⼀原発周辺住家内における表面汚染からの再浮遊係数
キーワード:福島第⼀原⼦⼒発電所事故、再浮遊係数、エアロゾル、屋内汚染、放射性セシウム
住⺠の帰還にあたって、住⺠がもっとも⻑い時間を過ごす⾃宅内の⾝近にある放射性物質からの被ばくによるリスクを評価するうえで、屋内汚染の状況を把握することは重要である。乾性沈着により生じた住家内の放射性セシウム表⾯汚染は原発に近いほど値が高いことをスミア法による測定で明らかにしてきた。本研究では、双葉町及び大熊町の原発周辺住家内において人の活動で舞い上がらせながらエアロゾルを捕集し、放射性Csを測定した。再浮遊係数K(/m)を空気中放射能濃度と表面汚染より評価した。活動の種類によってKの値は大きく異る。ハタキがけとはき掃除を行った場合10^-3オーダーであることが示された。