2017 Annual Meeting

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Oral presentation

VI. Health Physics and Environmental Science » Health Physics and Environmental Science

[1A06-09] Radiation Protection and Control

Mon. Mar 27, 2017 2:45 PM - 3:55 PM Room A (16-101 Building No.16)

Chair: Toshihiko Ohnuki (Tokyo Tech)

3:15 PM - 3:30 PM

[1A08] Study on application of risk insights from level 3 PRA to regional disaster prevention plan

*SHO NAKAMURA1, Hitoshi Muta1, Ken Muramatsu1 (1. Tokyo City University)

Keywords:Level 3 pra, Regional disaster prevention plan

原子力関連施設の事故シナリオは非常に広範であり、現在の地域防災計画ですべての事故シナリオをカバーすることは難しいと考えられる。そこで、地震時に発生頻度の高い事故シーケンスから放出時間で分類した事故パターン毎 に選定し、実際の住民への影響を様々な気象条件下で評価するレベル3PRAを用いることで、地域防災計画に役立つ知見が得られると思われる。

本研究では、ABWRプラントを対象として、レベル3PRAによる公衆の被ばく線量評価から、地域防災計画の有効性を向上させる、反映すべき知見を抽出することを試みた。

具体的には、FPの放出時刻の観点から、早期大規模放出、早期段階放出、後期大規模放出、後期段階放出の4パターンを対象とした被ばく線量評価を行い、解析により得られた情報から、不必要な被ばくを抑える、より有効な防護対策の組合せと実施タイミング等を検討し、地域防災計画の有効性を向上させる知見をまとめた。