[1B15-19] トリチウム増殖材料

[1B18] 鉛リチウム燃料増殖材の純度制御及び大量合成手法に関する研究

*朴 昶虎¹、近藤 正聡²、野澤 貴史¹、谷川 博康¹ (1. 量研機構、2. 東工大)

キーワード：増殖材、鉛リチウム、合成、純度制御

鉛リチウム合金は核融合炉ブランケットシステムの為の冷却材及びトリチウム増殖材として期待されており、このシステムの実現の為には、重要な要求事項の中で、高温での液体鉛リチウム流動を持つ構造・機能材料としてのシリコン カーバイド（SiC）の単体材とその複合材料の共存性評価は不可欠である。著者らは鉛リチウムに含まれているリチウム酸化物などの介在物が、鉛リチウム中の低レベルの酸素濃度でもSiC材料の表面に形成されたSi酸化物との反応によって共存性に特定の影響を及ぼすことが分かった。この研究では、高純度鉛リチウム合金の合成手法として純度制御及び大量合成のため、現段階までの粒状純金属を用いた鉛リチウム合金の合成手法を基盤として、開発した鉛リチウム粒撹拌混合装置を用いて1L程度の大量合成試験を実施し、この合成手法における鉛リチウム合金の目的組成及び挙動特性の結果について報告する。