2017年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-3 ビーム利用・ターゲット

[1C06-10] マイクロビーム・ナノ構造分析

2017年3月27日(月) 14:45 〜 16:05 C会場 (16号館 16-203教室)

座長:林崎 規託 (東工大)

14:45 〜 15:00

[1C06] 加速器質量分析法における10Be, 36Clの高感度測定のための同重体分離手法の検討と測定性能評価

*細谷 青児1,2、笹 公和2、高橋 努2、松中 哲也2、松村 万寿美2、沈 洪涛2、末木 啓介2 (1. 筑波大学数理物質科学研究科、2. 筑波大学AMSグループ)

キーワード:加速器質量分析法、DeltaE-E 検出器、10Be、36Cl

加速器質量分析法は同位体比10-15オーダーまでを迅速に測定可能な質量分析法である。質量分析磁石と静電偏向器によって振り分けた荷電粒子を電離箱によって検出するが、目的元素と同じ質量を持つ同重体が目的元素とともに検出器に入り測定に影響を及ぼす場合がある。本発表ではイオン源から引き出される荷電粒子自体から同重体を減らす方法と検出器部で目的元素と分離する方法について検討し、その結果について報告する。