2017年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-3 中性子源・中性子工学

[1D01-06] 加速器中性子源

2017年3月27日(月) 10:20 〜 12:00 D会場 (16号館 16-204教室)

座長:渡辺 賢一 (名大)

11:05 〜 11:20

[1D04] J-PARC核変換実験施設計画の現状

(4)レーザーを用いた小出力ビームの取り出し

*武井 早憲1、平野 耕一郎1、堤 和昌1、明午 伸一郎1 (1. 原子力機構 J-PARCセンター)

キーワード:核変換実験施設、小出力ビームの取り出し、レーザー荷電変換

J-PARCリニアックから取り出された大強度陽子ビーム(エネルギー400MeV、出力250kW)はADSターゲット試験施設(TEF-T)へ輸送されるが、その途中で核変換物理実験施設(TEF-P)用に小出力陽子ビーム(出力10W)を取り出す必要がある。原子力機構では、レーザーと偏向電磁石を組み合わせたレーザー荷電変換装置によって大強度ビームから小出力ビームを取り出すこととしている。発表では、レーザー荷電変換の原理を始め、装置の概要、エネルギー3MeVの陽子ビームを用いたレーザー荷電変換試験の結果(速報)を報告する。