2017年春の年会

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[1E07-10] 社会情勢

2017年3月27日(月) 14:45 〜 15:50 E会場 (16号館 16-205教室)

座長:寿楽 浩太 (東京電機大)

15:00 〜 15:15

[1E08] ファジィ理論に基づく我が国のエネルギーセキュリティの定量的分析

福島原発事故の影響評価

*山西 凌平1、高橋 佳之2、宇根崎 博信2 (1. 京都大学大学院エネルギー科学研究科、2. 京都大学原子炉実験所)

キーワード:エネルギーセキュリティ、福島原発事故、4Asフレームワーク、ファジィ理論

2011年に発生した福島原発事故は、我が国に政治的、経済的、社会的に大きな影響を及ぼすとともに、我が国のエネルギーセキュリティの脆弱性をより一層露呈させる大きな出来事となった。本研究では、福島原発事故を契機に大きな変化にさらされている我が国のエネルギーセキュリティに関して、APERCの“4As”フレームワークに基づき、エネルギーセキュリティに関連する20種類の因子を用いることによって、ファジィ理論に基づくエネルギーセキュリティの定量的分析を行った。その結果、福島原発事故が経済や環境、社会的な側面において我が国のエネルギーセキュリティに大きな影響を及ぼしたことを定量的に明らかにした。また、本研究で用いたエネルギーセキュリティの構成因子のうち、原子炉稼働のハードルが最も影響力の大きいファクターであることが示された。