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[1G10] 大型プラント等の次世代耐震解析技術に関する研究
キーワード:組立構造物、大型プラント、耐震解析技術、並列計算
東北地方太平洋沖地震以降、原子力施設等を含む大型プラント等の耐震評価の重要性はますます高まっている。従来、プラント等の構造物のモデル化において、部材と部材をつなぐ接合部は境界条件として扱われ、簡易な仮定のもとにモデル化されることが多い。しかしながら、実際の接合部は複雑であり、その部材に設計想定外の応力が発生する場合もありうる。構造物の局所的な応力分布等を詳細に把握することは、設計想定事象の妥当性を確認する上で極めて重要であり、もし想定外の事象の発生が確認された場合には、設計想定事象を見直す必要が生じる。そこで、本研究では、接合部のモデル化手法の違いによる応答結果の違いに着目し、結果の比較を通して各モデル化手法の課題の抽出および課題解決策の提案を目的とする。本稿では、実プラント構造に異なるモデル化手法を適用し、力学的実挙動の違いに関して得られた知見を述べる。