2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1H01-03] 人工バリア

2017年3月27日(月) 11:10 〜 12:00 H会場 (16号館 16-303教室)

座長:小林 正人 (原環セ)

11:40 〜 11:55

[1H03] 鋳鋼製オーバーパックの適用性に関する実証的検討~実規模での試作による製作性の評価~

*小川 裕輔1、鈴木 覚1、山品 和久1、窪田 茂1、篠崎 智也2、加藤 修2 (1. NUMO、2. 神戸製鋼)

キーワード:高レベル放射性廃棄物、地層処分、オーバーパック、炭素鋼、鋳鋼

炭素鋼には、製造方法に応じて鍛鋼、鋳鋼、圧延鋼などの種類があるが、オーバーパックは、これまで鍛鋼をレファレンス材料として技術開発が行われてきた。今後、オーバーパックの安全機能を確保した上で、工学的実現性や経済的合理性との両立を考慮した仕様とするためには、材料選定を含む設計の選択肢を拡充する必要がある。そこで、NUMOでは、鋳鋼のオーバーパックへの適用性に関する実証的検討を進めている。本件では、実規模での試作を通して、鋳鋼製オーバーパックの製作性を評価した結果を報告する。