2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1H04-08] 核種のインベントリ・化学形態

2017年3月27日(月) 14:45 〜 16:05 H会場 (16号館 16-303教室)

座長:斉藤 拓巳 (東大)

15:45 〜 16:00

[1H08] PWRにおけるC-14の存在形態についての検討

(3)実機プラントから採取した難溶性C-14の化学形態に関する検討

*木野 健一郎1、坂下 章2、中田 弘太郎3、辻 慎太郎4、脇 寿一4 (1. ニュークリア・デベロップメント(株)、2. 三菱重工業(株)、3. 電力中央研究所、4. 関西電力(株))

キーワード:難溶性C-14、熱重量・質量分析装置、フーリエ変換赤外分光光度計

埋設環境におけるC-14移行挙動評価の一助とするため、実機PWRで生成する粒子状C-14を採取して、熱重量・質量同時分析装置(TG/MS)を用いて粒子状C-14の分解挙動と放出成分の関係性を確認した。その結果、熱分解により放出される成分にはイオン交換樹脂を起源とすると考えられる芳香環構造を有する成分の存在を確認したが、C-14の大部分は不活性ガス中で揮発せず、さらに炭化が進行した成分に存在していることを示すデータを得た。