[1H09-12] 核種移行

[1H11] 幌延深部地下水フミン酸の特性評価とプロトン化反応熱力学量の導出(2)

*紀室 辰伍¹、桐島 陽¹、秋山 大輔¹、佐藤 修彰¹、長尾 誠也²、寺島 元基³、天野 由記³、宮川 和也³ (1. 東北大学多元物質科学研究所、2. 金沢大学環日本海域環境研究センター、3. 原子力機構)

キーワード：幌延フミン酸、TOC、熱量滴定、特性評価

深部地下水中のフミン酸の特性評価と反応機構の推定は、地層処分の安全評価高度化に大きな意味を持つ。前報では、北海道幌延町の深部地下水から抽出したフミン酸が、標準フミン酸と大きく異なる性質を持つことを熱量滴定法、SECなどから明らかにした。本研究では、限外ろ過法を用いて分子量毎に分画した深部フミン酸にTOC測定・電位差滴定等を適用し、幌延深部フミン酸の特徴的な性質を決定づける要因について考察する。