2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1K14-16] 二相流・相変化1

2017年3月27日(月) 17:10 〜 18:00 K会場 (16号館 16-306教室)

座長:村瀬 道雄 (INSS)

17:40 〜 17:55

[1K16] 地震加速度付加時の気液二相流の詳細予測技術高度化に関する研究

(33)水平方向加振に対する単一上昇気泡の応答特性と周囲流動場の相互作用

宮崎 彬史1、*呉 与宸1、金子 暁子1、文字 秀明1、吉田 啓之2、阿部 豊1 (1. 筑波大学、2. 原子力機構)

キーワード:地震動、単一気泡、上昇気泡、可視化実験

原子力発電所において、地震発生時における各機器の安全性の確保は極めて重要である。特に地震動による原子炉炉心や配管系などの構造の安全性評価は最も重要な要素の1つである。これまで多くの研究が行われてきたが、地震動が付加された場合における気泡を含む流動系の応答特性に関する知見は不十分だと考えられる。そこで本研究では、構造物に振動が付加された際の,気液二相流における各相の挙動を可視化計測実験の実施することで、構造物振動付加による二相流挙動への影響を解明することを目的とする。
本報告では、水平方向構造物振動を与えた垂直矩形水槽内に生成した単一上昇気泡の振動に対する追従性を,気泡周囲の流動場と加振による圧力勾配を通じて評価を行う。