[1L_PL0306] Closing Remarks (Vice President of AESJ)
福島第一原子力発電所事故以降、大学における研究炉の停止や廃止があり、一方で、既存の核燃料およびRI施設においても、老朽化している施設の新規制への対応に苦慮し、原子力分野における基礎・基盤研究の実施や、次世代への研究展開への影響が懸念されている。そこで、大学における原子力分野関連研究施設の現状を研究・教育現場から訴え、今後の基礎・基盤研究の在り方を考える場とした。ここでは、①研究炉に関わる研究環境と課題、②核燃・RI施設に関わる研究環境と課題、③学部・大学院に関わる教育研究と課題について現場からの報告を受け、さらに、パネルディスカッションを通じて、大学における研究、教育に対して原子力界が果たすべきことは何か、あるいは学会として何をなすべきかを考える。