2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[1M12-18] ソースターム・線量評価

2017年3月27日(月) 15:50 〜 17:45 M会場 (16号館 16-504教室)

座長:桧垣 正吾 (東大)

15:50 〜 16:05

[1M12] 放射性ヨウ素吸着剤AgXの低温度域でのヨウ化メチル吸着特性について Part 2

*小林 稔季1、王 吉豊1、石川 慶浩1、宇津山 雄一郎1、遠藤 好司1 (1. ラサ工業 電子材料事業部)

キーワード:AgX、吸着剤、シビアアクシデント対策、放射性ヨウ素、原子力発電所、低温度域、空気浄化システム

シビアアクシデント対策として、ベントガス中の放射性有機ヨウ素を吸着する目的で、AgXは、高温、高湿度の中でも良い吸着性能があるので使用されています。また、シビアアクシデント時の緊急対策室等の空気浄化システムとしての応用を想定した場合、マイナス温度域での吸着特性を把握する事で、不燃性の吸着剤を使用し、空気の加熱装置が不要な、小型の空気浄化システムが構築できます。そこで、マイナス温度域でのヨウ化メチル吸着性能試験設備を構築し、AgXの吸着性能を評価しました。今回、いろいろな条件下で吸着特性を評価しました。その結果、マイナス40℃の温度でも吸着する事が判りました。