2017年春の年会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2A01-05] 福島事故関連:環境放射能

2017年3月28日(火) 09:30 〜 10:55 A会場 (16号館 16-101教室)

座長:青山 道夫 (福島大)

09:45 〜 10:00

[2A02] 福島第⼀原発周辺住家内における放射性セシウム汚染の状況

(1)住家内で捕集したハウスダストとエアロゾルの粒径分布

*吉田 浩子1、篠原 直秀2 (1. 東北大学、2. 産総研)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、ハウスダスト、エアロゾル、粒径分布、放射性セシウム、屋内汚染

住民の帰還にあたって、住民がもっとも長い時間を過ごす自宅内の身近にある放射性物質からの被ばくによるリスクを評価するうえで、屋内汚染の状況を把握することは重要である。第一原発に近い地域では、住家内の放射性セシウム表面汚染レベルは原発からの距離のほぼ二乗に反比例していることをこれまでに明らかにしてきた。現在、これら原発周辺住家内においてハウスダストとエアロゾルを舞い上がらせながら粒径別に捕集している。本発表では、その特徴について報告する。