2017年春の年会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2B10-13] 放射線(能)測定

2017年3月28日(火) 14:45 〜 15:55 B会場 (16号館 16-102教室)

座長:山澤 弘実 (名大)

15:30 〜 15:45

[2B13] 海上移動型放射線モニタリングシステムに用いる船舶内の線量率分布の計算(3)

*梅谷 圭吾1、大藤 広暉1、森 豊1、金崎 真聡1、小田 啓二1 (1. 神戸大学大学院 海事科学研究科)

キーワード:放射線防護、モンテカルロ計算、船舶、線量分布、内部被ばく

現在の原子力防災体制では、災害発生直後の対応は、モニタリングポスト及びモニタリング車による放射線測定が中心であるが、東日本大震災のように道路網も大きな損傷を受けてしまうような大規模自然災害の直後においては、もうひとつの経路、即ち「海の道」からのアプローチが有効である。そこで、我々は既存の緊急時放射線モニタリングシステムを補完する「船舶を活用した海上前線基地」の運用を提案している。
 前回の発表では、モンテカルロシミュレーションコードEGS5を用いて内部被ばくの影響を計算した。また、内部被ばくについても検討を行った。
 今回、線源の形状および船内領域をより精細化してモンテカルロ計算を行うとともに、内部被ばくと外部被ばくの影響の比較を行った。