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[2D02] コンクリート内部を可視化する後方散乱X線イメージング装置の開発
(1)概要と全体システム
キーワード:後方散乱X線、社会インフラ、非破壊検査
橋梁や道路床版などのコンクリート構造物内部の劣化・損傷を現場で簡便に診断することを目的として、放射線計測技術と電子加速技術を組み合わせた新たな計測装置を開発している。具体的には、高エネルギーX線ファンビームと一次元マルチスリットX線検出器を用いた後方散乱X線イメージング装置の開発を行っている。現在、試作装置を構築して、かぶり数cm~10 cmのコンクリート下にある内部空洞やコンクリート等の粗密変化、鉄筋やPC鋼線などの可視化実証試験に取り組んでいる。研究開発状況及び全体システムについて報告する。