2017年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2D01-05] イメージング,非破壊検査技術

2017年3月28日(火) 09:30 〜 10:50 D会場 (16号館 16-204教室)

座長:前川 立行 (東芝電力放射線テクノサービス)

10:30 〜 10:45

[2D05] 非破壊検査装置への応用を目指した臭化タリウム(TlBr)検出器の基礎特性評価

*高坂 充1,2、人見 啓太朗1、長野 宣道1、小野寺 敏幸3、金 聖潤1、伊藤 辰也1、木村 乃久1,2、砂庭 広季1,2、石井 慶造1 (1. 東北大学大学院、2. 日本原燃株式会社、3. 東北工業大学)

キーワード:臭化タリウム、非破壊検査、放射線透過試験、再処理施設

再処理施設における設備の維持管理に係る迅速性や現場での非破壊による検査の柔軟性を拡大させるため、放射線透過試験装置の高度化検討が必要となっている。
 今回、ガンマ線の吸収効率が非常に高い半導体材料である臭化タリウム(TlBr)を用いたセンサを使用して、その適用性や特性などを評価した。
 臭化タリウム(TlBr)は、放射線透過試験装置に適用可能な高い効率をもったセンサの製作が可能であり、今後、実用化検討に入る際も、結晶の育成が容易であり低コストでの製作が可能であり、初期投資の経費が削減に期待できることや現場での要望が強く望まれている装置の小型化・軽量化が組めることなどの特長があり、高度化した放射線透過試験装置の開発が期待でき、最終的に再処理施設での効率的な検査に活用できる。