2017年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2E16-19] 核分裂反応2

2017年3月28日(火) 16:40 〜 17:45 E会場 (16号館 16-205教室)

座長:岩本 修 (JAEA)

17:10 〜 17:25

[2E18] 核分裂収率、FP核データ及び核分裂機構の系統的研究

(7)4次元ランジュバン模型による中性子入射235U核分裂

*石塚 知香子1、千葉 敏1、イヴァニューク フェディエール2、マルーン ヨアヒム3 (1. 東工大科学技術創成研究院先導原研、2. キエフ原子核研究所、3. フランクフルト大学)

キーワード:核データ、核分裂

ランジュバン模型は少ないパラメータで様々な核の独立収率を説明できる。これまで変数として質量非対称度、変形度、複合核の伸びの三変数で、独立収率やTKEなどの実験値が良い精度で再現できることを我々は示してきた。しかし即発中性子や崩壊熱の評価には更なる精度向上が必要であることもわかっている。本講演では、二つの核分裂片の変形度を独立に扱う4次元ランジュバン模型を用い、中性子入射U-235核分裂を例に三次元ランジュバン模型の結果との比較を行う。