2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2G01-03] もんじゅロバスト性向上

2017年3月28日(火) 09:30 〜 10:20 G会場 (16号館 16-207教室)

座長:遠藤 寛 (電中研)

09:45 〜 10:00

[2G02] 「もんじゅ」におけるメンテナンス冷却系を活用したロバスト性向上方策

(2)予熱ヒータを対象とした地震応答解析

*松井 一晃1、芋生 和道2、光元 里香1、安藤 勝訓1、二神 敏1 (1. 原子力機構、2. 日立GE)

キーワード:もんじゅ、予熱ヒータ、地震応答解析

シリーズ発表前報のとおり、もんじゅの重大事故等の発生時における崩壊熱除去手段としてメンテナンス冷却系による強制循環冷却を活用することを検討している。ナトリウム冷却高速炉の冷却材に用いるナトリウムは融点が約100℃であり常温では固体となることから、もんじゅでは冷却系配管を電気ヒータで予熱することにより、凍結による崩壊熱除去機能の喪失を防止している。主冷却系に比して小口径であるメンテナンス冷却系は予熱機能喪失による凍結リスクが相対的に高いことから、本報では、予熱機能の当該機器である予熱ヒータの耐震性評価に資するため、地震応答解析を実施して予熱ヒータで想定すべき地震荷重を明らかにした結果について報告する。