2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2G10-17] ナノ粒子分散ナトリウム

2017年3月28日(火) 14:45 〜 16:55 G会場 (16号館 16-207教室)

座長:宮川 高行 (原電)

15:00 〜 15:15

[2G11] ナノ粒子分散ナトリウムによる高速炉の安全性向上に関する研究

(27)理論検討 (9)

*畠山 望1、三浦 隆治1、鈴木 愛1、宮本 明1、斉藤 淳一2、荒 邦章2 (1. 東北大、2. 原子力機構)

キーワード: 実験融合マルチスケール計算化学、超高速化量子分子動力学法、人工知能

ナトリウムに金属ナノ粒子を分散させたナノ流体の反応抑制メカニズムを理論的に解明し、適用性評価に関わる基礎知見を整備するために、実験融合マルチスケール・マルチフィジックス計算化学シミュレータを開発して計算を行った。人工知能融合超高速化量子分子動力学法により計算されるナノ流体の凝集エネルギーに基づき、プール酸化燃焼シミュレーションではナノ流体における自己終息現象を再現し、液滴落下燃焼シミュレーションではナノ流体で温度上昇が抑えられることを模擬できた。これらの結果を適用性評価モデルに反映することにより、ナノ流体の評価が可能となりつつある。