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[2J08] 事故時高温条件での燃料健全性確保のためのODSフェライト鋼燃料被覆管の研究開発(3)
(4)高温加熱による微細組織変化の評価
キーワード:ODS鋼、事故耐性燃料被覆管、高温、微細組織
原子力システム研究開発事業では、FeCrAl-ODSフェライト鋼の過酷事故時の組織安定性(酸化物粒子変化、再結晶挙動等)を調査してきた。1400℃までの単純な高温保持では、被覆管の酸化物粒子はオストワルド成長するが、結晶粒成長は起きづらいと結論する。高温強度との関係では、マトリクスに緻密に分散された酸化物粒子が、優れた耐クリープ特性に寄与していることが示された。