[2J_PL01] Development of the FeCrAl-ODS fuel cladding
福島第一原子力発電所での重大事故発生以降、事故耐性燃料の開発が世界各国で注目を集めている。従来軽水炉で使用されてきたジルコニウム合金は冷却水損失事故(LOCA)時に炉内環境中において高温で水蒸気と激しく反応し、水素の生成をもたらす。水素の生成は爆発を誘発する危険性がある。そのため、事故時炉内での高温環境下における水素生成を抑制し、かつ事故条件への耐性が高い新規の燃料被覆管材料や制御棒材料の開発が進められている。本企画セッションでは、これらの材料開発の現状と今後の展望について情報交換を行い、総合的な議論を行う。