16:20 〜 16:35
[2K16] 燃料デブリ空冷評価手法の開発
(3)デブリ分布・構造物の影響評価
キーワード:数値計算、空冷、自然対流
福島第一原子力発電所廃止措置における燃料デブリ取り出し工法において、気中工法が検討されている。気中工法では、燃料デブリを水に浸すことなく取り出すため、気中における燃料デブリの冷却能力の検討が、この工法実現のための重要な課題であるといえる。しかしながら、燃料デブリの形状や表面温度には大きな不確かさがあり、冷却能力を評価するには、それらの影響を含めて自然対流による冷却能力を評価する必要がある。そこで原子力機構では、燃料デブリの自然対流による冷却能力を評価できる手法の開発を行っている。本報では、デブリの分布及び周囲の構造物が流動及び温度場に与える影響について検討する。