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[2L19] 核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化-酸性水溶液系におけるガラス固化体の分解および模擬核種溶出挙動-
酸性水溶液系におけるガラス固化体の分解および模擬核種溶出挙動
キーワード:ガラス固化体、酸処理、溶出、ImPACTプログラム
高レベル放射性廃棄物ガラス固化体から長寿命核種を分離する手法を検討するため、酸性水溶液系でのガラスマトリックスの分解および模擬核種の溶出について検討を行った。その結果、処理後には35%の重量減が認められ、これはSiO2以外のガラス主成分(B, Ca, Al, Zn, Na, Liの各酸化物)がほぼ全溶解することに起因することが明らかとなった。また、酸性水溶液で処理することによりガラス中に含まれる多くの模擬核種の顕著な溶出が認められた。