2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2L16-20] ガラス固化技術3

2017年3月28日(火) 16:05 〜 17:25 L会場 (16号館 16-503教室)

座長:小藤 博英 (JAEA)

17:05 〜 17:20

[2L20] バナジウム添加ホウケイ酸ガラス中の模擬廃液成分のEXAFSによる局所構造解析

*松浦 治明1、田治見 祐里1、椎名 慶1、内山 孝文1、橋本 拓2、川島 英典2、柿原 敏明2 (1. 東京都市大、2. IHI)

キーワード:ホウケイ酸ガラス、バナジウム、広域X線吸収微細構造

高レベル放射性廃棄物処分におけるバナジウム添加ホウケイ酸ガラス組成の最適化を目指して、ガラス組成の混合比を種々に変動させたガラス中に含有されている模擬廃液成分に着目し、高温溶融時を含めた局所的な構造解析を行った。系統的な分析により、ジルコニウムは溶融時に配位構造が常温時から変化すること、モリブデンは溶融してもさほど変わらないことが分かった。ただ試料のX線照射位置を変えることによって、モリブデンの配位構造には同一試料でもバリエーションの存在することが判明した。