2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2M15-18] 高速炉の安全評価2

2017年3月28日(火) 16:05 〜 17:10 M会場 (16号館 16-504教室)

座長:遠藤 寛 (電中研)

16:05 〜 16:20

[2M15] ナトリウム冷却高速炉における格納容器破損防止対策の有効性評価技術の開発

(14)Na-コンクリート反応の自己終息挙動

*河口 宗道1,2、宮原 信哉1,2、宇埜 正美2 (1. 原子力機構、2. 福井大学)

キーワード:Na冷却高速炉、Na漏えい事故、Na-コンクリート反応、自己終息、反応生成物

Na-コンクリート反応はコンクリート侵食を伴いながら水素が発生するために、Na漏えい事故時の安全評価の上で重要となる。本研究は、反応生成物の存在下における反応界面への反応物の移行挙動に着目した実験を行い、主に自己終息挙動を調べた。結果、反応界面での化学反応挙動がコンクリート侵食に重要であること、及び反応が進行するにつれて反応生成物が堆積することで反応界面へのNaの供給が阻害され、自己終息に至ることが分かった。