2017年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[3E09-14] 荷電粒子反応

2017年3月29日(水) 14:45 〜 16:20 E会場 (16号館 16-205教室)

座長:国枝 賢 (JAEA)

15:30 〜 15:45

[3E12] 陽子・重陽子入射核破砕反応による同位体生成断面積のPHITS計算

*佐藤 俊輔1、渡辺 幸信1、小川 達彦2、仁井田 浩二3 (1. 九大、2. 日本原子力研究開発機構、3. 高度情報科学技術研究機構)

キーワード:PHITS計算、同位体生成断面積、理論モデル解析、核破砕反応、陽子、重陽子

理研RIBFで系統的に測定された長寿命核分裂生成物(LLFP)の陽子・重陽子入射核破砕反応による同位体生成断面積データに対し、粒子、重イオン挙動解析コードPHITSに組み込まれている核反応理論モデル(INCL+GEM)を用いて解析を行った。PHITS(ver.2.88)の計算は概ね実験値を再現できることが分かったが、いくつか不一致が生じており、それぞれのモデルの改良(例えば、ガンマ線・粒子放出の競合)を行っている。その結果について報告する。