2017年春の年会

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合同セッション » 合同セッション2(「シグマ」特別専門委員会,核データ部会,炉物理部会)

[3E_PL] ベンチマーク問題や積分実験を用いたJENDL及び核計算コードのV&Vの現状と今後の展望

2017年3月29日(水) 13:00 〜 14:30 E会場 (16号館 16-205教室)

座長:吉田 正 (東工大)

[3E_PL03] 核データ検証自動実行システムVACANCEの開発

*多田 健一1 (1. JAEA)

近年、核計算システム(核データ及び核計算コード)のVerification and Validation(V&V)が注目されるようになってきており、炉物理分野のV&Vにはベンチマーク問題や積分実験解析が多く用いられている。核データや核計算コードの高度化に伴い、これらに求められる精度要求が厳しくなってきており、またBest Estimate計算コードの結果に計算誤差を加味して評価を行う重要性が認識され、V&Vの重要性が高まってきている。特に次期JENDLの開発においては、JENDL-4.0の公開時以上に核計算システムのV&Vを徹底することが求められることは想像に難くない。本合同企画セッションでは、核計算システムに関係の深い3組織間の情報共有を目的に、核データや核計算コードのV&Vの現状と今後の展望を紹介する。