[3G_PL03] 再稼働後の原子炉監視プロセス導入とシビアアクシデント機器の保全活動について
原子力発電所の検査制度は、昨年行われた国際原子力機関IAEAによる総合規制評価サービスにおいて、制度の改善、簡素化等について指摘がなされ、原子力事業者による安全確保の取組みが、更に強化されるよう整備に取り組むことが課題とされた。このことから、原子力規制委員会は検討チームを設置、検査制度見直しの方向性や内容について検討を進め、検討結果について中間取りまとめを行ない、委員会にて了承。先般、原子炉等規制法の改正案について閣議決定されている。試運用を経た3年後の実運用に向け、現在、詳細な制度設計について産官学で検討を進めている状況である。本セッションでは、制度の概要、規制側ならびに事業者側の取り組み、学術的立場からの意見を紹介し、討議を行うこととする。