2017年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-3 燃料再処理

[3I07-09] 脱硝,高レベル廃液,乾式プロセス

2017年3月29日(水) 11:10 〜 12:00 I会場 (16号館 16-304教室)

座長:竹内 正行 (JAEA)

11:10 〜 11:25

[3I07] マイクロ波加熱による突沸現象の発生機構

*藤田 峻也1、阿部 豊1、金子 暁子1、長南 史記1、湯淺 朋久1、八巻 辰徳1、瀬川 智臣2、山田 美一2 (1. 筑波大学 、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:核燃料サイクル、マイクロ波加熱、過熱、突沸

核燃料サイクルにおける脱硝転換工程では,マイクロ波加熱脱硝法により使用済み燃料の再処理溶液をMOX原料粉末に転換している.円筒容器を用いたマイクロ波加熱において,激しい突沸及び吹き零れの発生が確認されていることから,マイクロ波加熱による過渡沸騰挙動を十分に把握する必要がある.本研究では,マイクロ波加熱時に生じる溶液の突沸現象の発生機構の解明を目的として,核生成時の詳細観測による突沸時の噴き上げメカニズムの想定を行った.さらに,光ファイバ温度計及びサーモグラフィによる温度計測を行い,突沸現象前後における熱量の関係を評価し,突沸現象の発生機構の考察を行った.