2017年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3K05-09] 熱流動拡張技術

2017年3月29日(水) 10:40 〜 12:00 K会場 (16号館 16-306教室)

座長:上遠野 健一 (日立GE)

11:10 〜 11:25

[3K07] リスク評価に基づく検査および保全戦略

1. 深層防護レベル4を対象としたリスク評価に基づく検査

*岡田 英俊1、内田 俊介1、内藤 正則1、都築 宣嘉1、木倉 宏成2 (1. エネルギー総合工学研究所、2. 東京工業大学)

キーワード:原子力発電プラント、構造材、信頼性、リスク、検査

リスクベース検査および保全についての一つのアプローチ法を提案する。すなわち、原子炉構造の損傷発生確率と損傷時のプラントに及ぼす影響の大きさより損傷リスクを定義し、損傷リスクを最小の保つための検査箇所の選定法を紹介すると共に、当該個所の検査、保全によるリスク軽減効果を定量的に評価して、本法適用によるプラント信頼性向上効果を示す。特に、深層防護レベル4を念頭に、常用系以外の機器についても評価し、総合的にプラント安全に資する。