9:45 AM - 10:00 AM
[2F02] Study on change of diffusion coefficient due to leaching of mortar
(2) The prediction model of diffusion coefficient in Ca leached mortar
Keywords:TRU, Engineered barrier system, Cement, Mortar, Transition zone, Leaching, Diffusion coefficient, Prediction, Model
人工バリアの精緻な長期挙動評価には、地下水へのCa溶脱によるセメント系材料の拡散係数変化の反映が必要であるが、配合、材料ごとに諸物性が異なるため、Ca溶脱段階に応じた拡散係数の導出には多大な労力を要する。本報告においては、セメント系材料の初期状態の物性値情報からCa溶脱段階に応じた実効拡散係数を予測するモデルを検討した。物質移行経路をセメントペーストおよび遷移帯とし、試験により得られた知見に基づき、セメントペーストおよび遷移帯の両者のCa溶脱に伴う鉱物及び空隙変化のモデル化手法、および、両者のCa溶脱段階に応じた拡散係数の算出手法を構築した。これらをセメント系材料の初期状態の物性値情報から作成した3次元モデルに反映して計算する事で、種々のセメント種を用いたモルタルのCa溶脱後の拡散係数を予測可能となった。