10:15 AM - 10:30 AM
[2F04] Evaluation of long-cured Fly Ash Cement hydrates
Keywords:radioactive waste, engineered barrier system, Fly Ash Cement, long-cured, C-A-S-H, Si-NMR, Al-NMR, SEM-EDS
放射性廃棄物処分施設の設計において、フライアッシュセメントの使用が検討されているが、長期の水和に関するデータは十分とは言えない。また、フライアッシュ(FA)はポルトランドセメントに比較してAlが多く、主要水和物であるC-S-HへのAl固溶量が多いと予測されるが、どのような水和物を作るかという知見も不足している。そこで、本研究では、材齢50年のフライアッシュコンクリートおよび材齢12年のフライアッシュセメントペーストの水和状態をSEM-EDSや固体NMRにより評価した。いずれの試料も、FAおよびセメント鉱物はほとんど水和していた。また、材齢12年では、FA周辺のC-A-S-HはAl/Si比が高く、それに比較してセメント粒子周辺のC-A-S-HはAl/Si比が低くなる傾向が見られた。一方、材齢50年では、FAやセメント粒子による影響は見られず、C-A-S-Hは全体的に均一な組成となっていた。