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[2J08] PCRを用いた放射線によるDNA損傷の定量評価に関する検討
キーワード:放射線、DNA Dosimeter、PCR、生物影響
本研究ではガンマ線および異なるLET(線エネルギー付与)の粒子線について、リアルタイムPCR(Real-Time Polymerase Chain Reaction)を用いたDNA鎖切断収量を指標とした吸収線量の評価法について検討した。リアルタイムPCRは、極めて微量なDNA溶液から特定のDNA断片(数百から数千塩基対)だけを選択的に増幅させ、初期の鋳型DNA量を評価するものである。ポリメラーゼ連鎖反応による増幅率は、サンプルの鋳型DNAの量に比例するため、未損傷の鋳型DNAの量、すなわちDNA損傷量を評価することができると考えられる。