2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2P01-05] 軽水炉安全評価1

2018年9月6日(木) 09:30 〜 10:50 P会場 (E棟 E21)

座長:村上 健太(長岡技科大)

10:00 〜 10:15

[2P03] 原子炉圧力容器の破損確率に及ぼす過渡条件の影響

*勝山 仁哉1、眞﨑 浩一1、李 銀生1、渡辺 正2 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 福井大学)

キーワード:確率論的破壊力学、Failure probability、安全性向上

原子炉圧力容器の加圧熱衝撃による非延性破壊が起きないようにするための対策として、日本電気協会規格にはいくつかの緩和措置が挙げられている。本稿では、そのうち、安全注入水の温度上昇措置に着目し、冷却水の温度を変更した熱水力挙動解析及びその結果を踏まえたPFM解析を実施した。その結果、高圧注入系と低圧注入系の温度を上昇させても効果はないものの、それらに加えて蓄圧系の温度も上昇させると、破損確率が低減することが分かった。これにより、是正措置の効果を定量的に示すのにPFM解析が有用であることを示した。