2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 403-1 リスク評価技術とリスク活用

[1O14-19] PRA技術2

2019年9月11日(水) 16:25 〜 18:00 O会場 (共通教育棟 3F A34)

座長:張 承賢(東大)

17:40 〜 17:55

[1O19] RI-PBに基づく新しい耐震設計体系のフレームワーク

*酒井 俊朗1、片山 吉史1、大鳥 靖樹2、牟田 仁2、中島 正人1 (1. 電力中央研究所、2. 東京都市大学)

キーワード:Risk-Informed、Performance-Based、耐震設計、損傷相関、システム冗長性

RI-PB(Risk-Informed Performance-Based)に基づく耐震設計のフレームワークを提案する。RI-PB設計の意義、重要性については、合理的な設計体系の構築にとどまらず、バランスのよいリスクプロファイルの達成の観点で、国内外で議論されてきているが、実務的なRI-PB設計体系はいまだ検討段階である。著者らは、個別の構造物、機器に関する損傷確率に基づく設計のみならず、システムの冗長性、多様性も加味した設計体系を提案する。システムの冗長性に関しては損傷相関の考慮により、また、多様性に関しては地震動の周期間相関の考慮により考慮される。本報告では、提案する設計体系の概要及び試検討の結果の一部を紹介する。